神はサイコロを振らない

神はサイコロを振らない (中公文庫) [文庫]

ドラマを見てどうしても小説を読んでみなくなった一冊。買ったのはドラマが終わった直後だったんだけどねぇ……(^^;
なんていうか、買った直後も何ページかぺらぺらと眺めてみたんだけど、あんまり食指が動かなかったっというか――ドラマのイメージが強かったからかな。
で、2年ほど時間をあけて読んだら、なぁんでさっさと読まなかったかなぁ、と後悔するくらいおもしろかった。というのも、ドラマのDVDを買うかどうしようかと悩んでいたので、小説もおもしろければDVDを買おうと思ってたのね。
10年前に消息を絶った旅客機が現代に現れるという、SF色の強い設定のわりに、なぜそんなタイムスリップが起こったかという小難しい設名を延々と聞かされる心配だけはないので、SFが苦手な人でも楽しく読める。
小説内で事故の被害者家族の応対を引き受けている飛行機会社の黛(♂)を、ドラマでは女優さんがやってらして、その人が中心に話が進んでいくんだけど、小説ではもっと個々個人の小さなドラマがそれぞれにつづられていく。
戻ってきたのはたった三日間で、出現から三日後には乗客は再び消える。その奇跡の三日間をどう過ごすか。事故の被害者も、被害者の家族もそれぞれに、10年間止まっていた流れが一気に流れ出して押し流されていくように動いていく。その中でも個々に何かをつかんでいく様子は、読んでいてとても感動しました。
ドラマのほうが少しばかりどこかで幸いを期待できる終わり方をしていて、小説の終わり方の方が厳しいのだけど、でもドラマも小説もとてもよかった。機会があれば両方楽しんでほしい。
ああホント、DVD買っとくんだった~。

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